特発性側弯症

・特発性側弯症

側弯症は、脊柱が横に曲がり捻じれてしまう病気です。特発性側弯症とは、成長とともに発症して進行する原因不明の側弯症で、特に思春期の女子に多いとされています。  痛みなどの自覚症状はないことが多いです。肩の高さが違う、ウエストラインが左右非対称などで家族が気付くこともあります。 治療は、年齢や側弯の程度に応じて、運動療法や装具療法が行なわれます。側弯が重度の場合は、進行の予防、変形の矯正、呼吸機能悪化防止などの目的として、手術が考慮されます。 当院では、シュロス法(特発性側弯症に対する運動療法)の認定セラピストによるリハビリを行っています。変形の程度にもよりますが、リハビリで側弯変形の進行の予防・改善が期待できます。
高齢社会になり、高齢者の増大とともに、変性後弯症(いわゆる腰曲がり)の発症率は増加してきており、現在では高齢者のおよそ50%にみられると報告されます。